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バーチャル・オープン・システムスニュースレター

2020年9月

このニュースレターでは、 仮想化(バーチャライゼーション)ミクスト・クリティカリティ の分野での バーチャル・オープン・システムス による最新の カスタマー・プロジェクトリサーチ の活動にハイライトして報告します。

  • リサーチ: H2020 EVEREST プロジェクト – 分散型高性能演算
  • アップルパイ・カンファレンス(ApplePies conf.): x86 システム・マネージメント・モードに関する学術文書
  • イノベーション: H2020 DIGIFED – ENOCHアプリケーション・プロジェクト参加
  • プロダクト・デザイン・ウィン: L3 自動運転プロトタイプ用のVOSySmonitor
  • デベロップメント・サービス: オートモーティブ、ネットワーキングおよびエネルギー分野での活躍
  • プロダクト・デベロップメント: RISC-V アーキテクチャーを強化するVOSySmonitoRV

オートモーティブ、ネットワーク、エネルギーやIoT分野におけるミクスト・クリティカリティ製品やソフトウェア・ソリューションのサービスの強化

リサーチ: H2020 EVEREST プロジェクト – 分散型高性能演算開発

heterogeneous extreme-scale computing in virtualized environments

加速化されたプラットフォーム上での大規模分散型演算についての新規プロジェクトHorizon 2020 (H2020) innovation project が開始されます。 欧州委員会(European Commission)により設立されたこのプロジェクトは、EVEREST (dEsign enVironmEnt foR Extreme-Scale big data analytics on heterogeneous platforms) というもので、ここでは、研究開発と産業界の欧州の優秀な10団体が協力しています。 バーチャル・オープン・システムスは、 ハードウェア・アクセレレーター のためのクロスプラットフォーム (Arm, RISC-V および x86)・バーチャライゼーション・フレームワークのデザインや開発をリードするという主要な役割を演じています。

アップルパイ・カンファレンス(ApplePies conf.): x86 システム・マネージメント・モードに関する技術文書

x86 based mixed criticality systems

x86システム上でのミクスト・クリティカル・バーチャライゼーション に関連したバーチャル・オープン・システムスの製品開発が、インテル社製 MinnowBoard Turbot 上で実行された新しいベンチマークで示すように、順調に進んでいます。 これらの結果は、ApplePies (the APPLications in Electronics Pervading Industry, Environment and Society) 2020 conferenceに提出されており、新しく技術文書としても、公開されております。この文書のタイトルは、 "x86 System Management Mode (SMM) evaluation for Mixed Critical Systems"であり、そこには、 SMM コンテキスト・スイッチのベンチマークと新しい弊社製品 VOSySmonitorX86 の実現性を説明するために、 バーチャル・オープン・システムス により特別に開発されたEFI デベロップメント・キット2 (EDK2) SMM エクステンションについて、記載されています。

イノベーション: H2020 DIGIFED – ENOCHアプリケーション・プロジェクト参加

Virtualized automotive connectivity hub

ENOCHプロジェクト(ENergica cOnneCtivity Hub) は、12月間に及ぶ H2020 DIGIFED アプリケーション・プロジェクトであり、 2020年Q4に、バーチャル・オープン・システムスにより、著名な電動バイク企業と共同で開発されます。   このプロジェクトの目標は、電動バイク用の スマート・コネクティビティ のハブを創ることであり、これにより、仮想化(バーチャライゼーション)を通して、コネクティビティとセーフティの両方を、効率よく提供することができるようになります。 バーチャル・オープン・システムス は、このプロジェクトのために、特に、STマイクロエレクトロニクス社の STM32-MP1  マイクロコントローラ用にデザインされた、 VOSySmonitor 製品のカスタム・バージョンを開発しました。 このような新しいバージョンのVOSySmonitorのターゲットは、低電力システムに効率の良いバーチャライゼーション(仮想化)を最初に実現することです。

プロダクト・デザイン・ウィン: L3 自動運転プロトタイプ用のVOSySmonitor

Virtual Open Systems virtualization for autonomous driving

VOSySmonitor のArmバージョンが、最近、ティア2の企業により、L3 自動運転プロトタイプ の開発のため、選定されました。 より詳細にいうと、 VOSySmonitorが、ターゲットのプラットフォーム上で、ふたつの実行環境をインスタンス化しコントロールするために使用され、 そこでは、Linux (コネクティビティ用) と リアルタイム・オペレーティング・システム(セーフティ・クリティカル・ワークロード用)の双方がセキュアな方法で、同時実行されます。 VOSySmonitor は、その軽量のインプリメンテーション(ISO26262認証の簡略化が可能となり)および セーフティ・セキュリティ・チャレンジを可能とする 基本要件の一つである強力なアイソレーションのおかげで、他のバーチャライゼーション・ソリューションよりも優れています。

デベロップメント・サービス: オートモーティブ、ネットワーキングおよびエネルギー分野での活躍

Custom design and development services by Virtual Open Systems

バーチャル・オープン・システムスは、2011年1月以来、 トップクラスの バーチャライゼーション(仮想化)のデザインとデベロップメント・サービス を提供し続けています。 最近では、異種のコアで構成されているエンベデッド・マルチコア・システムにおいて、独特で比類なき性能と革新的ソリューションが必要な四件の新規プロジェクトが、バーチャル・オープン・システムスへ委託されています。それらのひとつは、 オートモティブ用バーチャライゼーション に関連したもので、 VOSySmonitorNXP社のiMX8 プラットフォームにポーティングされているものですが、次のプロジェクトは、オートモーティブ領域においての、マルチコアAUTOSAR リアルタイム・オペレーティングシステム用にバーチャライゼーション・エクステンションの実装(インプリメンテーション)に関連しています。他のプロジェクトは、仮想化された環境下で、ネットワーク・サービスの実行のために BSP エクステンション ルータを開発するというネットワーキング分野での活動が含まれ、製品化を目指しています。

プロダクト・デベロップメント: RISC-V アーキテクチャーを強化するVOSySmonitoRV

Virtual Open Systems mixed criticality on RISC-V

バーチャル・オープン・システムスの製品開発活動により、 VOSySmonitor のミクスト・クリティカリティ・セキュア・アイソレーションが、RISC-Vアーキテクチャー上でも可能となり、 全世界のカスタマーやパートナーから、大きな注目/興味をいただいています。実際、 VOSySmonitoRV は、標準のアプリケーションからリアルタイム・サービスを保護するミクスト・クリティカリティ・ソリューションばかりでなくメモリー・マネージメント・ユニットを備えていないデバイス用のバーチャライゼーション・ソリューションの両方のケースにおいて、RISC-V ローレベル・ソフトウェアでの大変革新的なソリューションです。 その開発は、順調に進んでおり、最初のプロトタイプは、2020年Q4の予定です。

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