バーチャル・オープン・システムス・ニュースレター
このニュースレターでは、 仮想化(バーチャライゼーション) と ミクスト・クリティカリティ の分野での バーチャル・オープン・システムス による最新の カスタマー・プロジェクト と リサーチ の活動にハイライトして報告します。
- リサーチ: H2020 EVEREST – 仮想化分散型演算
- プロダクト・デベロプメント: VOSySmonitorX86ビデオ・デモ
- イノベーション: H2020 ENOCH – オートモーティブでの仮想化(バーチャライゼーション)
- プロダクト・デベロプメント: 自動運転用VOSySmonitor iMX8ポーティング
- デベロプメント・サービス: オートモーティブ およびエネルギー分野での活動
- プロダクト・デベロプメント: VOSySmonitoRVデモおよび学術活動
- カスタマー・サポート: 持続性のあるサービス・コミットメント
分散型システム、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)、オートモーティブやエネルギー分野におけるミクスト・クリティカリティ製品やソフトウェア・ソリューションのサービスの強化
EVERESTプロジェクト(dEsign enVironmEnt foR Extreme-Scale big data analytics on heterogeneous platforms)は、加速化プラットフォームでのエクストリーム・スケール分散型システムをの構築する目的で、2020年に始まりました。 バーチャル・オープン・システムスは、Arm, RISC-V および x86プロセッサーでの ハードウエア・アクセレレーター 用の仮想化ソリューションで、この イノベーション・プロジェクト に参加・貢献しています。 ここで、最新の パフォーマンス・ベンチマーク が、RISC-V SiFive Unleashedプラットフォーム上で、実行され、それらの結果は、最初の学術文書 ("VOSySmonitoRV: Linux対応RISC-Vプラットフォーム上のミクスト・クリティカリティ・ソリューション")として記載され、 2021年6月に開催予定のIEEEコンファレンスに、承認のために提出されました。
Virtual Open Systemsのウェブサイトにて、公開されているビデオ・デモは、 VOSySmonitorX86 をベースとした x86 ミクスト・クリティカリティ仮想化(バーチャライゼーション) ソリューションの概念実証(Proof of Concept)を展示・ショーケースしています。 このデモでは、LinuxとFreeRTOSが、セキュアな方法で、同時実行されており、干渉を全く受けることがないメモリーとプロセッサーの高度にセキュアなアイソレーションをデモしています。 詳細には、システム・マネージメント・モード(SMM)を利用して、これを実現しています。 即ち、 x86プロセッサーの最優先エグゼキューション・レイヤーにより、セーフティ・クリティカルな実行環境(FreeRTOS)を、Linuxから保護セキュアすることで可能となります。 このビデオ・デモは、Virtual Open Systemsのウェブ・ページ( a firmware based mixed criticality virtualization on x86 )にてご覧いただけます。
H2020 DIGIFED ENOCH(ENergica cOnneCtivity Hub) プロジェクトにおいて、 Virtual Open Systemsは、 VOSySmonitor を、ブロードコム社製BCM2711 システム・オン・チップ(SoC)上のRaspberry Pi 4ボードへのポーティングを完了させました。 そして、 Linux、 FreeRTOSと VOSySVirtualNet の概念実証(PoC)が行われ、テストされました。VOSySVirtualNetは、VOSySmonitorの高機能仮想化ネットワーク・エクステンションであり、二つのオペレーティング・システム間のセキュアなコミュニケーションを可能とするために、使用されました。 このポーティングの目的は、オートモティブのTier-1電子系顧客に対し、ミクスト・クリティカリティ環境で異種のアプリケ―ションが実行可能なローコストの開発環境を提供することです。
VOSySmonitor製品IPのARM対応バージョンが、 NXP社製 iMX8プラットフォームを用いた L3 自動運転 プロジェクトに、顧客により採用されました。 この目的のため、VOSySmonitorは、プラットフォームGICv3とiMXシステム・コントロール・ユニット (SCU)の APIサポートへと拡張しています。 また、仮想化ネットワーキング・メカニズムの拡張機能である VOSySVirtualNetが、このプラットフォームに、ポーティングされ、テストされました。 その結果、Coretex-Aプロセッサー上で、Linuxとリアルタイム・オペレーティング・システムの双方が、安全規格認証可能なレベルで、セーフティ・クリティカルとノン・セーフティ・クリティカルのオペレーティング・システム間の高機能なコミュニケーションを持ったまま実行可能なことがわかりました。
は、欧州、日本、アジアや北米の顧客に対して、高品質な デザイン・デベロプメント・サービス を提案・提供しています。 先進的なソリューションを開発、設計や評価するにあたり、これらの顧客は、仮想化(バーチャライゼーション)、下層レイヤー・プログラミング、エンベデッド・システム、異種のプラットフォームのデバイス、安全規格取得に関して、Virtual Open Systemsの他に例を見ないスキルと知識の恩恵を受けています。 最近のプロジェクトの実績例(これを書いている時点で)ですが、オートモティブ関連で、フルッタ―・エンジン・ポーティング、ミクスト・クリティカル・コミュニケーション・デザインや新しいハードウエア・プラットフォームへの VOSySmonitor のポーティングがあり、また、インダストリアル・エネルギー分野で、VOSySmonitorをベースとしたマルチSoCのハードウエア・アブストラクション・ソリューションのデザインがあります。
Virtual Open Systemsは、ミクスト・クリティカリティ・バーチャライゼーションを、RISC-Vアーキテクチャー上に、 VOSySmonitoRV 製品開発によりを、実現いたしました。 VOSySmonitoRVには、いかなる特別なCPUバーチャライゼーション・エクステンションは、必要ありません。 このため、市場に出ているプラットフォーム上に、デプロイできます。 この開発の結果が公表されており、 まず、一連の測定が実施され、"VOSySmonitoRV: a mixed-criticality solution on Linux-capable RISC-V platforms"という題名の学術文書に記載・刊行されています。 また、ビデオ・デモが、当社ウェブサイト( a mixed criticality virtualization solution for RISC-V .)にて、公開されており、 VOSySmonitoRV のアイソレーションや統合の機能を見ることができます。
Virtual Open Systems は、最下層のシステム・ソフトウェア・レイヤー分野において、顧客に、業界最良で、類まれなデザイン開発サービスを提供し続けている実績があります。 当社の インターナル・マネージメント・デベロプメント・プロセス により、顧客の期待に応える高効率のサービスを提供します。特に、顧客のプロジェクトへは引き続き参画しており、そこでは総生産費と維持管理総経費(TCP, TCO)を低減するため組み込み型ユースケースに仮想化(バーチャライゼーション)が利用されています。 参画したプロジェクトは、耐環境型ルーター、オートモーティブ、インダストリアル、エネルギーやHPC分野におよびます。 ミクスト・クリティカルの仮想化(バーチャライゼーション)での実績あるノウハウに加え、 Virtual Open Systemsは、例えば、既存の大きなソフトウェア・コンポーネントのエンベデッド・プラットフォームへの完璧な移植(ポーティング)が可能となるようなPOSIX-準拠のソフトウェア・スタックの実装とかを含んだ、各種の顧客プロジェクトもサポートしています。
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